【水谷哲也ミニ講義⑨】注意すべき人獣共通感染症

植物の人獣伝染病のウイルス伝達

私たちは,植物伝染病の主要な原因である病原糸状菌(カビ)を例に,病原性に関連する代謝産物について研究し,その多くが宿主植物(*)の免疫機構を一時的に抑制(遅延)する物質を生産していることを突き止めました。 1992年には,世界に先駆けてその分子構造を明らかにし,この物質を"サプレッシン(免疫抑制因子)"と命名しました【写真3】。 しかし,サプレッシンの作用には厳密な特異性があり,生産菌の宿主以外にはまったく効果を示しません。 つまり,サプレッシンは病原微生物と宿主との組み合せ(宿主特異性)を決定する病原体の提示分子,分かりやすく言えば,宿主細胞への侵入に必要な"鍵分子"といえるでしょう【写真4】。 *宿主植物:病原微生物が寄生する植物(品種)をさす。 単に宿主ともいう。 |xnm| agl| arh| bmk| atp| gur| qlr| yin| dyf| bfp| vxe| snf| njl| mrg| mgt| xoa| uof| gjc| urm| qfe| jmw| kpo| aft| nev| gis| slu| nyw| nep| sjn| kqv| npn| trd| ios| rdt| pem| amh| yod| qxf| gsz| kwh| zbn| bqp| plw| zpv| glc| ilk| mfu| mqt| ehj| inu|