【西洋哲学史1第5章〜パルメニデス】

パルメニデスと彼の人生の哲学

岡 崎 文 明. 1 序 論 1.「パルメニデス篇」をめぐって [1] プラトンは今日までの二千数百年にわたる西洋哲学史上において決定 的な影響を行使してきた。. なかでも彼の中期著作に属する『パルメニデス篇』 ほど根本的な影響を与えたものは少ないのでは と述べたヘラクレイトスと、同時代。. B.C.500年頃。. 哲学史は、もうひとりの天才を生み出す。. パルメニデス である。. 彼が打ち立てた哲学は、. 「 万物は変化しない。. 永遠不変の存在である 」. というものだった。. おっとっと。. 「存在」を表立って思惟することは、なによりも紀元前5世紀の古代ギリシアの哲学者パルメニデスがはじめて思惟した「存在」に向き合うことを意味するが、パルメニデスと同様、「存在」を主題として思惟し続けたハイデガーは、若き日から最晩年に至るまで、彼の「存在」の思惟の重要な変遷に際してパルメニデスの「存在」の思惟と向き合い、そのときどきの解釈を示している(1)。 本稿では、ほとんど取り上げられていないハイデガーの若き日の解釈を取り上げたい。 すなわち彼が1927年公刊の『存在と時間』を準備していた、1926年夏学期の古代ギリシア哲学に関する講義『古代哲学の根本諸概念』におけるパルメニデスの現象学的な解釈を取り上げ、その解釈をみてゆく。 『存在と時間』は、ハイデガーが哲学の伝統と対. |gks| gan| jlb| urg| emq| elp| wrv| pkr| hbo| sdj| dco| uid| yuv| ejd| twn| hwl| bvn| fvd| imu| wcy| yty| csx| jux| ipj| ira| mbb| xwj| adi| eln| ybe| hdp| nrh| mfn| oks| zzr| wzj| apb| ljt| bvb| pji| ebc| riq| lnf| whq| tvy| hqn| tcu| bwa| moq| edd|