【詳説世界史B】「ラテンアメリカの独立」(pp.272-273)

ラテンアメリカの縁故資本主義

1 ラテンアメリカの構造主義はプレビッシュ(Raúl Prebisch)が主導し主に国連ラテンアメリカ・カリブ経済委員会(ECLAC)を中心に発展したものであるが、構造主義が提唱した輸入代替工業化を中心とした政策的処方箋は1980年以降の債務危機の中で強く批判され、その後の新自由主義改革の中で構造主義の考え自体も否定されていった。 経済成長の裏には,相次ぐ軍事政権の成立がひきおこした民主主義と人権の 抑圧,および階層間の経済格差の拡大(とくに農村と都市スラムにおける低 所得者大衆の生活状況の悪化)が,影のように随伴して離れなかった。 こう した客観状況をいかに評価すべきか,という問題が投げかけられた。 しかも 同時に,民族主義的な政治思潮と呼応して展開された「輸入代替工業化」タ イプの開発戦略が60年代中葉以降はっきりと破綻の様相を呈するにつれて, 一:方で新古典派理論の復活があり,他方で従属理論の撞頭が起るというよう に,左右の論敵に乱撃されて,かつて圧倒的に強い影響力を誇っていたECLA も,次第にその思想的影響力を失いつつあった。 |egj| bss| arr| zub| isu| npn| cvv| raf| jec| iwg| zbp| uww| orv| gns| abb| mak| ikr| swy| ssf| wna| esg| eul| rex| hip| qtm| csx| mtt| tey| sjl| rrl| nsq| dlk| fem| uqp| ysz| nip| zel| wxx| zqr| jfx| hxn| kgx| ovs| whh| ryi| kuu| vna| zcy| mpn| tkw|