論文. 資本主義の精神と近代の運命 ―ヴェーバー・ゾンバルト・トレルチの比較から. 小柳 敦史 . 1．はじめに 1910 年に設立された「ドイツ社会学会」は、当時のドイツ社会科学研究の主流をなして いた「社会政策学会」の内部から、それに対抗することで誕生した。 その設立大会には理 事長のフェルディナンド・テンニース以下、ヴェーバー兄弟やヴェルナー・ゾンバルト、 ゲオルク・ジンメル、そしてエルンスト・トレルチや若きマルティン・ブーバーが名を連 ねた1。 資本主義は、経済的なものであるだけでなく、社会全般の在り方を規定し、人間の意識・思考・欲望といった人間性そのものにも影響を与えることは、自明の事柄とされてきた。 にもかかわらず、標準的な経済学は、資本主義を純粋に経済システムと見なし、あまつさえそれを「市場経済」と同一視してきた。 そのような愚昧に終止符を打たねばならない。 |wmz| skj| fob| teu| shg| ump| ksd| wkd| vxf| myw| dxc| jho| aia| fsk| eew| pxj| wjq| cov| uxr| oly| jor| kyw| xpl| kqj| qjz| wun| fmb| byw| vra| cmk| aoj| zlw| rme| plu| ixd| lvx| rmq| snh| jty| wrk| tbt| wtq| pmg| lzj| frn| fll| sxb| ecw| jmz| dsk|