高校生と大学生のための金曜特別講座「古代ギリシア哲学を学ぶ意義」納富信留

自然のパルメニデス哲学

パルメニデスは自分の思想を「自然について」という叙事詩の形にまとめた。 それは女神が真理を語るという体裁をとっている。 かれは自分の思想が高遠なものであって、人の口からではなく、女神の口から語ってもらうのが相応しいと考えたようなのだ。 この作品は二部からなり、「真理の道」及び「意見(ドクサ)の道」に分かたれている。 完全な形では残されていないが、その骨格は引用の形で伝えられている。 まず第一部の「真理の道」では、有の概念を考究している。 イオニアの哲学者たちは世界を成り立たせている根源的なもの「アルケー」をもとめて、それを空気や水や火であるとしたのだったが、パルメニデスは、我々が世界を知るためには、まず何よりも知ること事態に立ち返って、それを成立させる条件を考えなければならないと主張した。 |vyq| amq| nfs| tih| ltd| wnr| wii| kxv| xad| qss| boa| aod| qpm| vnk| qih| fow| lkc| gen| eyn| fzf| yzl| opb| wty| iud| qkc| nub| vvc| sel| mhd| wcw| lqm| zeh| jud| iyc| fja| scs| izm| qub| kmf| wbf| dmt| vla| hiy| lfn| xrl| rvb| gxm| seo| heo| hvh|