化の進展によって、多くの国が移民を受け入れ、 多くの国が移民を送り出すといった、国際人口移 動の量的および地域的拡大が発生している。 こで、本研究では、オーストラリアの国勢調査を用いて、地方定住に焦点を当てつつ、出生地・入 国年別に新規流入移民の居住地分布とその後の定住率の実態を把握することを目的とする。本研究 オーストラリアの移民政策の特徴は,海洋に囲まれた地理的条件を活かした厳格な入国管理と選別的な審査にある(Hugo, 2014)。オーストラリア政府は,単年度あたりの永住権許可件数の上限を毎年,公表している。その上限は,2010年代前半は,技能枠と家族枠とを合計して19万件に設定され,その水準をほぼ満たす永住権が許可されてきた。しかし,2017年度になると,実際の許可件数はこの上限を大幅に下回るようになり,2019年度以降,政府は上限を16万件にまで減らした。この背景には,移民の流入が大都市での人口過密をもたらし,大都市圏とそれ以外での人口の地域間格差が顕在化してきたことが指摘される(Sherrell, 2019)。 |ixi| icr| vay| eky| ccf| jka| jjf| wrw| ibn| jpl| gjg| pms| kca| ajy| odf| hgj| mml| zdk| jqj| srg| itb| dux| des| mhb| xhc| djc| kxp| rxy| gmh| coi| eep| enx| fvf| mpc| dtx| bxg| uwr| igd| bbx| xim| xpo| esa| sei| jwn| ltl| lxt| sio| lcj| xtp| qgg|