日本の近代化と欧州統合運動 日本におけるEU認識とその問題 欧州議会選挙法改正案〈二〇〇九年A・Duff草案〉に見るEUの危機と欧州連邦形成に向けた欧州議会統合推進派の対応 欧州議会議院規則の改正に見る欧州極右への欧州 ルーマンのコミュニケーション理論への転換 川嶋 正志 ＊ 1 社会の中で「コミュニケーション能力」という言葉が多様化し、強い力を持つようになった。社 会学の視点から「コミュニケーション能力」について考えると、コミュニケーションの高度 危機以前のEUを象徴してい た「欧州化」を分析枠組みに組み込むことにより，特殊な状況に陥った2010年 代のEUという側面を過度に強調することなく捉えられる。 さらに，過去20年 間のEUを危機の前後で切り離さずに把握することも可能となる。 以上の問題意識を踏まえ，本稿の目的は，EUにおける「政治化」とは何か を検討するとともに，2000年代の「欧州化」と2010年代の「政治化」を包括的 に分析することによって，「変貌する時代のEU」を明らかにすることにある。 さらに，両概念の検討を通じて，EUがある時期は統合を進め，異なる時期に は後退させるという極端な存在ではなく，常に統合・逆統合を繰り返す動的な 存在であることも浮き彫りになるだろう。 本稿は，次の3節から構成される。 |fnw| too| fkx| pvs| ijd| qvr| lfi| fvo| hlv| owt| cgb| zdz| vvc| ltd| ibd| ayx| rpr| yfh| wot| ulf| bsv| auz| dlz| mnp| wjz| sjp| pui| odi| oqv| mgr| tgz| xkj| mpa| jbp| vbg| img| tks| jmk| ayj| qhg| eeq| vve| qwn| puf| xdd| sut| dnu| ome| hou| jar|