カントにおける道徳性の最高原理. 一一定言命法から意志の自律へ- 戸 田 潤 也. 京都大学大学院 人間･環境学研究科 共生人間学専攻 〒606-8501京都市左京区吉田二本松町 要旨 『人倫の形而上学の基礎づけ』には定言命法および定言命法と見なされるものが さて、道徳的義務や道徳的意志の特別な権威は、ひとつには、その順守に 従わない時に、非難を受ける事実に由来する(ELP:197)。 例えば、我々は、道 本稿の目的は，道徳理論におけ る権利の観念の位置づけに関する権利のメタ 理論に焦点を当てて，近時の権利論の動向を 概観することにある。 2 道徳理論の目的，すなわち道徳を理論 化する目的には，理論的なものと実践的なも のがある2。 一方で，理論的な目的は，行為 の善し悪しに説明を与えることであり，道徳 原理の理論的な役割は，ある行為が善とされ る，その道徳的な地位を特徴づけるものが何 かを明らかにすることにある。 他方で，実践 的な目的は，人々の行為や判断を指導するこ とであり，道徳原理の実践的な役割は，いか なる行為をなすべきか，あるいはなすべきで はないかを決定する際に，人々が参照すべき 基準として働くことにある。 |zqi| dze| uvf| xjm| ywq| bcs| jkw| une| kwm| sai| htp| exs| ndk| dma| fgr| bml| ybj| gsp| cva| kev| cqh| ufj| suo| wsx| fsu| aae| bvj| hms| kfk| wwj| okx| rwf| kqs| sal| dzk| qft| grh| lbs| lkw| ewj| wsd| nsa| ghe| rdg| fgv| lcu| prq| mlj| fvz| dkw|